Chiyoda Gakuen
高野山大学と本学園の短期大学、そして高等学校がそれぞれ包括協定を結びました。先ずは教職員や学生、生徒間の交流を図っていきたいと考えています。高野山1200年の歴史はまさに知の宝庫です。山に登る度に背筋が伸びる思いが致しました。この協定をどのように活かして行くか、絵に描いた餅にしないための双方の真摯な努力が求められています。
そこで一言。この協定の隠し味、それはこの先、二つの学園がそれぞれ自分たちが有する知財やキャンパスを、相互に垣根を超えてフリーアクセス出来る仕組みが作れないかと言うこと。ちょっとまどろっこしいですね。ふたつでひとつ。そんな学びの場の創出です。例えば、短期大学では社会で必要とされる知識や技術をしっかり身につけられ、大学ではその担い手である人間についての理解を深めることが出来る。対人援助の専門職が、どれ程社会的に有用な労働であるかは論を俟ちませんが、いざ就業すると次々に生起する人と人の関係の難しさ、に立ち往生することも少なく有りません。そんな時、人間学が一筋の光明になりはしないか?どんなコラボレーションが可能か、腰を据えて取り掛かって行こうと思っています。期待に胸を膨らませて、協定締結の第一報とします。
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