Chiyoda Gakuen
3月26日のオープンキャンパスへのお誘い
18歳人口の減少。一方で4年制大学への進学希望者の増大。資格を取るなら専門学校。こう並べて来ると、何だか短期大学の肩身が狭くなって来たように思われます。実際短期大学から4年制大学へ改組した法人は、この20年間で全体の約3分の1、およそ180校を数えるのです。うっかりすると、ついそんな風潮に流されそうになります。
短期大学の将来は本当に行き止まりなのか、じっくり考えを巡らせてみると、全く違った景色が見えてきます。本学を例に検証してみましょう。本学は幼児教育科と総合コミュニケーション学科、合わせて募集定員150名の小規模校です。歳月を重ね、設立から今年で52年が経過しました。卒業生は9000人を超え、幼児教育や保育の分野では、相応の貢献を果たして来たと自負しています。また近年焦眉の課題のひとつである介護福祉士の養成についても、学園の社会的責務と心得、覚悟を持って取り組んできました。この間一貫して大切にして来たのは、専門職としての知識や技術の習得は言うに及ばず、それとともに担い手自身の人間的成長を期待し、促しもして来ました。
では肝心の人間力は、如何にして磨かれるのでしょうか?同義反復のきらい無きを承知のうえで言うならば、それは結局のところ人と人との関係をどれだけ豊かに構築出来るかにかかっています。小なりといえども本学には緑溢れるキャンパスがあり、学生のみならず全ての教職員とも、それぞれの固有名詞で挨拶が交わせる大学。素敵だとは思いませんか。グローバリゼーションの進展によって、急速に個別性が失われて行っています。のっぺらぼうのマネーが、我が物顔で世界中を席捲するなか、なんと穏やかで、そしてだからこそ互いの人格を尊重しあう関係性を培う条件がここにはある、と言い切れるのです。
勿論そうした所与の条件を活かすためには、構成員相互の意識的な日々の交流が担保されていなければなりません。大規模大学には無い魅力であると同時に、専門学校とも一味違うキャンパスライフが目の前に広がっています。地域社会が今か今かと待ち焦がれている国家資格を有する専門職を2年間で取得して、自立への確かな一歩を踏み出せる、それが短期大学の何よりもの強みです。3月26日(日曜日)笑顔が弾けるオープンキャンパスで是非体感してみて下さい。一同心からお待ちしています。
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