Chiyoda Gakuen
短期大学では、卒業を間近に控えた幼児教育科2回生によるゼミ発表が行われました。2年間の学びの集大成です。こどもの貧困に正面から取り組んだレポート。とことんフィルドワークに拘り、身体ごと課題に向き合おうと努めた試み。一方、実技系科目では、「聞いている」「見ている」人達が思わず笑顔になる楽しい表現の数々。学生の成長を頼もしく思うとともに、教員の並々ならない学生への熱い思いが伝わって来て、それを当たり前と言ってしまえばそうかも知れないけれど、やっぱりそれは凄いことなのではと、手前味噌を承知で紹介せずにはいられません。
振り返って大きいことは良いことだと、生産力拡大に突き進んできた20世紀は遥かに遠く、今では循環型社会を如何にして構築するかが、地球の未来を決する重要な課題となっています。幼児教育や介護福祉に特化した本短期大学の使命は、日々の暮らしを支えることを通して、今日的な文脈のもとで読み解くこれからの時代の価値観、「生活の質」の向上に多くの人と協働して取り組むことではないのか、との思いが募ります。
本学は教職員と学生の距離が極めて近く、つい気づかず零(こぼ)れそうになる出来事も見逃さず、学生が抱える不安や悩みをしっかりと受け止めることが出来るのが小規模校故の最大の利点です。学生の皆さんには在学中はもとより卒業後も何時でも大学の門戸は開かれています。人生の折々訪ねて来てくれるのも楽しみです。
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