Chiyoda Gakuen
長い間休眠していたブログ。その心は独り言が一人歩きし、学園の意思の一端と取られることへの躊躇。飽く迄も個人的思惑に過ぎない断片を、どこまで開陳して良いものか。
未だに迷いは消えないが、やっぱりこれだけはとの思い抑え難く、そろりと独白を解禁してみようかと思い立った。もう我慢ならないと、ついキーを叩く気になったのは現下のコロナ禍について。「緊急事態宣言」が明けたかと思う間もなく、「まん延防止措置」とは如何に。感染を充分に抑え込めていない中でも、首都圏に先立ち胸を張り「宣言」解除を要請したのは誰だったのか。そして唯々諾々と要請に従って解除したのは一体誰だ。「リバウンドの懸念は」と問われて、「何としても抑え込む」と願望を繰りかえすこの国の為政者。
市中を見れば、飲食を中心にサービス業は軒並み閉店の危機に直面していると言うのに、感染源の謗りに戦課されて逼塞を強いられる理不尽。一方で、府民には不要不急の外出を控えるように求め、剰えマスク会食などと非現実的なことを実しやかに宣う能天気。口に運ぶ度にマスクを着脱しようものなら、調味料がべとつきマスクは忽ち使用不能になってしまうではないか。こんな非現実的な呼びかけが、とても抜本的な感染症対策などと言えた代物とは思えない。
勿論少しずつウイルスの正体明らかになっては来ているのだろうけれども、ワクチンとてその効用ばかりが喧伝されているが、果たしてどうか。また、本当に困っている人へは支援が思うようには届かず、溢れ出たマネーは行き場を失い、実体経済の裏打ち無しの株価高騰へと雪崩を打って投ぜられる違和感。数えあげればきりがないが、要は立ち位置をしっかりポイントし、常に危機管理の視点から政策を講じて欲しいと言うこと。そして何よりも政治的意図を排し、まかり間違っても「他人の不幸は蜜の味」などと宣う不埒な輩を跋扈させないと固く心に刻み、誰一人見捨てない覚悟を求めたい。それこそが、国の総理や知事に望まれること。
ここまで書き連ねてみて、本音には違いないが、やっぱりどこか空々しいとの感慨を拭えない。もう分かっている。私は誰に向かって何を言いたいのか、自分を脇に置き、審判者さながらのこの言動は誰人にも届かず、ブーメランとなって私の胸に突き刺さっている。一歩を踏み出すのは私自身だ。これはその宣言と為そう。
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