Chiyoda Gakuen
ご挨拶
ひまわり会の皆様お元気ですか。短期大学の近況とこれからについて、ご報告いたします。先ず、真っ先に嬉しいことから。何よりも大学に松浦善満学長をお迎えしたことです。先生は直近まで龍谷大学教授をなさっておられましたが、以前には和歌山大学の教育学部長や同大学学長補佐を歴任されるとともに、附属小学校の校長も経験されるなど、研究と実践の両面で優れた実績を有しておられ、本学にとって願ってもない人を得ることが叶いました。清新溌剌の教員の皆さん方と相まって充実した授業が楽しみです。
一方、短期大学をめぐる状況は予断を許さない厳しい環境であることも直視しなければなりません。高等学校卒業生の短期大学への進学者は、およそ5パーセント。120万人の内6万人にも満たないのです。募集停止や4年制大学への転換も相次いでいます。決して楽観はできません。私たちも覚悟を持ってこの難局に挑まねばと心しています。でも健闘している短期大学だって、一つや二つではないのです。なにが違うのでしょう?鍵を握るのは一言でいえば、「魅力」ではないでしょうか。カリキュラムやキャンパスライフ、卒業後の進路は言うに及ばず、何よりも学生一人一人が自分の居場所がここにはあると感じ、大学への信頼が寄せられているかどうかが大きな分かれ道になるように思われます。
改めて千代田短期大学の現状を自己点検し、今後を展望しなければなりません。私たちの強みの一番。それは言うまでもなく皆さん方の存在それ自身です。50年以上の歴史に裏打ちされた1万人の卒業生こそが宝です。是非後輩を支え励ましてあげてください。来年度2020年、本学園は創立70周年を迎えます。詳細は検討中ですが、11月21日(土曜日)記憶に残る記念事業を開催したいと考えています。同窓会の皆さん、こぞって参集して頂き短期大学の底力を内外に示して欲しいと切に願っています。
そして大学の魅力の真価が問われるのは、やはり日々の教育力であることは論を待ちません。いよいよ松浦学長のリーダーシップが発揮される時です。個々の教員の研究と教育にかける情熱はどこにも負けないと自負しています。それを余すことなく学生に届けきること。それができるかどうかが問われているのです。輝く学生の笑顔を見たいとの一心で、気概に満ちた学園作りに取り組んで参ります。ひまわり会の皆様方の力強いご支援をお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
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